作成したホロスコープの正しい読み方 ※詳細解説つき!

ここでは、 M-STAR21で作成したホロスコープを読み解いていきます!ホロスコープには、主に3種類あります。人生全般の運勢や課題などが書いてある「出生図」、現在の運勢を占う「経過図」、現在から前後半年間の合計1年間の運勢を占う「進行図」です。ここでは、「出生図」を使ってホロスコープを読み解いていきます。出生図には、図のように天体やハウスや十二星座が描かれており、これらを組み合わせたり、天体の分布状況から、現在や未来の運勢を占います。

 

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天体・十二星座・ハウスを調べる

 

天体・十二星座とは?

 

「天体」とは、太陽(恒星)、水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星(惑星)、月(衛星)の10種類です。「惑星」と呼ぶ方もいますが、占星術の生まれたメソポタミア(文明)では地動説が流布していたため、「天体」と呼びます。「十二星座」とは、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座の12種類です。天体や十二星座にはそれぞれ意味があって、出生図で天体がどの十二星座に属するか?で運勢を占います

 

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ハウスとは?

 

ホロスコープを作るときに、生まれた時刻や場所が分かると「ハウス」を作る事ができます。ハウスが分かると、「どういった人生を送るのか?」「どんな職業適性があるのか?」「どんな家庭・どんなパートナーに恵まれるのか?」といったようなテーマを占うことができるようになります。ハウスは12種類あって、第1ハウスから反時計回りに第2ハウス、第3・・と数えて、第12ハウスまであります。天体がどのハウスに所属するかによって占います

 

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ホロスコープ鑑定の進め方

 

天体と十二星座を組み合わせて「人物像」を占う

 

天体がどの十二星座に所属するか?で「人物像」を占うことができます。前図のホロスコープでは、太陽がいて座で、月がみずがめ座です。太陽は「どういった人なのか?」を表す天体で、いて座の意味は「出たとこ勝負・平和的」なので「出たとこ勝負で平和的な人物」と読むことができます。どうように、月は「どういった心の持ち主なのか?」を表す天体で、みずがめ座の意味は「学術的・友愛」なので、「研究熱心な気持ちにあふれる人」と読むことができます。このように、10天体と十二星座を組み合わせることで、その人がどういった人物像なのか?占うことができます。生まれた時刻が分からなくても、人物像を占うことができます。

 

 

天体とハウスを組み合わせて「どういった人生を過ごすのか?」「適職や結婚」を占う

 

天体がどの十二星座・ハウスに所属するか?で「どういった人生を過ごすのか?」「適職や結婚」を占うことができます。前図のホロスコープでは、 第1ハウスに太陽と水星がいます。第1ハウスは「占うご本人様のこと」を表し、太陽は「どういった人なのか?」を表す天体で、水星は「どういう考え方の人なのか?」を表す天体なので、「自己主張が非常に強い人」「自分の考え方を表すことに人生を注力する人」と読むこともできます。また、ハウスの境界線のことを「ハウスカスプ」と呼びますが、図の方の場合はさそり座です。さそり座には「直感」という意味が加わります。さらに、また、天体には定位置となる十二星座(ルーラー)があり、さそり座の場合は冥王星です。冥王星は第10ハウスにいるので、冥王星が持つ「変革」という意味と、10ハウスが持つ「職業」という意味が加わります。これらを組み合わせると、「自分で感じたことを積極的に表現して世の中を変革する職業の人」と読むことができます。つまり、クリエイターかな?となります。

 

参考: ハウスの読み方

 

アスペクトを使って、天体の真意を読み込む。

 

「アスペクト」とは、天体と天体の角度です。吉座相・凶座相があります。図の方の場合、冥王星と天王星が0度、これらの天体と海王星が60度です。「変革」の意味を持つ冥王星に「変異」の意味を持つ天王星と「芸術」の意味を持つ海王星が良い意味で加わることで、「芸術の世界に大きな変革をもたらす人」と読むことができます。ミュージシャン、デザイナーなどとして世の中を変えるようなポテンシャルがあるのかな?と読むことができます。

 

分布状況から、「人生の傾向」を読み込む。

 

天体・十二星座・ハウスを読み込んだら、これらの分布状況(チャート)から「運勢や性格の傾向」を占う

 

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四元素は、「地のサイン」が最も多くなっています。「コツコツと積み上げる堅実なタイプ」です。三区分は「ミュータブルサイン」です。「臨機応変で情報収集能力が高いタイプ。環境適用能力が高い方」です。二区分は概ね均衡しているので、「バランスのよいタイプ」と読みます。ハウス区分は「アンギュラー」が多くなっています。「運勢が強くチャンスをつかみ、野心的に前進していくタイプ」と読みます。このように天体やハウスの分布状況からどういった運勢傾向がある人なのか?占うことができます。

 

ホロスコープの形状を使って「運勢や性格の傾向」を占う

 

ホロスコープの天体配置(形状)を使って「運勢や性格の傾向」を調べる方法があります。

 

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この方の場合は、円の片方に9つの天体が集中していて、反対側に1つだけ天体があります。かばんのような形をしており、「バケット型」と呼びます。取っ手になる天体の重要性が高まります。取っ手はふたご座28度の木星で、天頂点より右側にあります。「ものすごく情熱的に動き、様々な活動を通して、人生の幅を広げる」と読みます。そして、木星は第8ハウスのカスプ上にあるので「性、死」の意味が強化されます。「下積みから徐々に社会へ昇りつめ、大きな反響を呼ぶ活動をする。が、そこには何らかの落とし穴があるのでは・・?」と読むことができます。

 

このようにして、すべての天体・十二星座・ハウス、アスペクトやルーラー、分布状況や形状からホロスコープを精査してまいります。実は、あるミュージシャンのホロスコープなんですが、どなたかお分かりでしょうか?

 

未来の運勢や相性を調べよう!

 

出生図を精査できたら、経過図や進行図を使って、いつ・どのような事件に遭遇するリスクがあるのか?読み解きます。また、恋愛や結婚の相性、適職・仕事運、病気や健康などを占います。ホロスコープは図像学で、「いつ変化するのか?」という時間軸が明確に書いてあるので、とてもわかりやすいです!

 

 

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