3-4.古代メソポタミア文明と占星術の起源

◆占星術の起源とメソポタミア

 

日本で占星術と言うと、「西洋占星術」を真っ先に思い描く方が多いかと思います。そして、その起源はヨーロッパで、日本に流布してきたと信じる方が多いと思います。実は、これは間違っています。占星術の起源は、メソポタミア文明です。このページでは、メソポタミア文明で生まれた占星術について、詳しく見ていきたいと思います。

 

◆メソポタミア文明とシュメール人

 

メソポタミアとは、現代のイラク付近を指します。「メソポタミア」とはギリシャ語で『川に挟まれた場所』という意味です。川とは、ティグリス川とユーフラテス川を指します。

 

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濃いグリーンのあたりがメソポタミア。二つの川に挟まれた肥沃な土地に紀元前7千年ころ、すなわち今から9千年前に、古代人が集まるようになり、土器を使った農業で「定住」を開始していったと言われています。そして、紀元前4千年ころ、つまり今から約6千年前になると、シュメール人により「楔(くさび)形文字」ができ、人類最初の都市文明が成立したと言われています。

 

この頃になると、灌漑農業や統治国家そして、暦や占星術が出始めたようです。このシュメール人はどこから来たのか、未だに分かっておりません。目が大きな宇宙人じゃないか?とも言われています。

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シュメール人と言われる人たち

 

◆楔形文字と粘土板に描かれた太陽系の天体

 

メソポタミアにいたシュメール人は数万点もの粘土板に自分たちの文明を楔形文字で記録しています。この粘土板の中には太陽や月に関する記述も見られます。

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そして、天文学についての記述もあります。これは、1976年にシュメール語研究者ぜガリア・シッチン博士が著書「トウェルフス・プラネット」のなかで、次のように記載しています。

 

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シュメール人は、太陽系(アプス)の天体として、次の天体があると考えていた。

 

ムンム=水星

ラハム=金星

ラーム=火星

ティアマト=地球

キシャル=木星

ガガ=土星の衛星 → 冥王星

アンシャル=土星

アヌ=天王星

エア=海王星

 

海王星の引力に導かれて、ニビルという天体が太陽系に迷い込み、土星に接触する。土星の衛星ガガを弾き飛ばし「冥王星」となる。

 

この粘土板に関する記述を読んで「あれっ?」って感じませんか?そうです。天王星、海王星、冥王星が粘土板に記載されていることです!天王星(1781年)、海王星(1846年)、冥王星(1930年)にヨーロッパで発見されています。しかし、それよりずっと前にシュメール人は知っていたことになります!!私はこれは、正しい!と信じています。それでは、シュメール人は、天王星、海王星、冥王星の三つの天体を何のために使っていたのでしょうか?

 

実は、地震や水害の予知のために使われていた!と考えられています。なぜなら、地震予知を占星術で行うためには、これらの三つの天体の存在が必要不可欠だからです!

阪神大震災は冥王星のサインチェンジのタイミングで起きました。東日本大震災は、海王星と天王星の同時にサインチェンジするタイミングで起きました。天王星、海王星、冥王星の三つの天体は大型災害の予知とは切っても切れない関係です。

さらに、シュメール人の粘土板には次のような記述も見当たります。

天王星=水に満ちた青色の星

海王星=青色で湖沼(こしょう)に満ちた星

これは、アメリカの惑星探査機ボイジャー2号が見つけてきたことと合致します。ちなみに、彼らは日蝕や月蝕の存在も粘土板に記していました。

 

◆シュメール人と天体観測環境

 

古代のメソポタミアの街並みは、現代とは異なり、高い建物もないでしょうし、電気も存在しないでしょう。また、視力がとても良い人がたくさん住んでいたのでしょう。

 

テレビに出てくるボビーオロゴンさんのアフリカ時代の視力が8.0と聞いたことがありますが、古代メソポタミアでは、夜になれば、雨でも降らない限りは毎日、天の川と天空の星々が全部見えていたのでしょうから現代人が肉眼では見えない天王星、海王星、冥王星もきっと見えたはずです。シュメール人には、抜群の天体観測環境があり、天体分析と実際の大型天災をPDCAサイクルとして粘土板に記述したのだと思います。これが、占星術の起源です。

 

現代では、1分=60秒で、60分=1時間。ホロスコープなど円をぐるっと回ると360度と当たり前のように使っていますが、実は、すべてmade in メソポタミアなんです!余談ですが、古代のメソポタミアには、私なんかよりも、もっとスゴイ能力を持った体感エネルギー者や占星術師もいらしたのでしょう。もし、私がタイムマシーンで古代メソポタミアに行ったら、私なんかゴミみたいなもんだと思います。

 

歴史の経過と占星術の変化

 

シュメール人はやがて、アッカド人に滅ぼされてしまいますが、ローマやエジプトに彼らの太陰暦や占星術が引き継がれていくことになります。しかし、そこでは、河川の反乱や大型地震がないため、数千年の歴史を経過するうちに、天王星、海王星、冥王星の三つの天体の存在意義が薄れ、やがて「西洋占星術」と名前を変えて日本に入ってきたと私は考えています。

私が占星術=メソポタミア占星術と考えるのは、占星術の起源がメソポタミアと考えるからで、西洋占星術とは違うと考えるからです。

古代メソポタミア文明には、まだまだ隠された地震や大型天災の予知技術が必ずある!と私は信じています。私が生きている意味やみなさんと出会った意味は、東日本大震災やこれから起きるかもしれない南海トラフ地震など大型天災を通して、後世に伝えなければない意義が必ずあるからなのでしょう。

メソポタミア占星術研究所

 

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